杜~フォレスト~

ぼくが考え、書いてきたこと

地の星(『流転の海』第2部)

【2247】地の星

 

 

宮本輝氏のご一家がモデルの大河小説第2部。妻子の健康のため、一度郷里に戻った松坂熊吾らを描く。第1部から続いている、戦争を弾劾する姿勢は胸を打つ。

 

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全9部からなる大河小説の第2部。大阪での事業を引き払って故郷の南宇和に戻った熊吾一家。執拗に熊語をつけ狙う伊佐男、県会議員に打って出ようとする網元の茂十、ダンスホールを任される政夫など、熊吾の「眷属」たちと成す小宇宙が描かれていく。

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