杜 ~フォレスト~

ぼくが考え、書いてきたこと

2406:Eテレ「100分de名著」のテキストを読む

こんにちは。

この記事の直前に、私は「100分de名著を語ろう」というclubhouseルームを主催しているとの記事を書きました。

 

machinaka-book.hatenablog.com

 

今回は、その続きとして、番組と放送テキストをどう扱っているのかについて、少し書いてみようと思います。

放送テキストは、1回の放送分について、30ページ弱程度の記述がされています。これを4回分に加え、「はじめに」と「もう一冊の名著」が付け加えられています。放送の収録に先立ってテキストが書かれているはずですので、番組ではテキストの記述にはない部分もあります。とりわけ印象的なのは、伊集院光さんのコメントが秀逸であることです。

もちろん、テキスト「のみ」に記載されていることもあり、できれば、番組の視聴だけではなく、テキストの講読もしていただくのがいいと思います。当然のことながら、番組の意図としては、原テキストに当たることを含んでいると思っています。

私の場合ですが、まず放送テキストを読んだ上で、番組の録画を視聴しています。テキスト講読に際しては、

①本文中の「小見出し」に通番を振る、

②感じ入ったところには傍線を引いて強調する、

ことを心がけています。そうした準備をした上で、「100分de名著を語ろう」ルームに臨んでいます。

今月度の『忘れられた日本人』、第2回放送分のサブタイトルは「伝統社会に秘められた知恵」でした。その文中に付されていた「小見出し」を、以下に抽出しておきます。なお、この「連番」は、引用者である私が付与しているものであることをお断りしておきます。

  1. 「寄合」に見られる熟議
  2. 全員一致の合議制――デモクラシーの別の形
  3. いかにして全員一致が可能か?
  4. 「年齢階梯制」による横のつながり
  5. 「講」の役割
  6. 「子供をさがす」に見られる共助
  7. 変わっていくコミュニティ
  8. 知られざる「女の世間」
  9. 複数の「世間」――現代へのヒント

この作業をしておくと、構成が多少なりとも理解されますので、おすすめだろうと思います。

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今回は以上となります。お読みくださいまして、ありがとうございました。それではまた!