こころの調弦

ぼくが考え、書いてきたこと

2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧

【ノート】メイキング・オブ・汽水域(庄司智晶Ver.)

大盛況のうちに「文学フリマ東京39」は終わったようですね。執筆・頒布に当たったみなさん、足を運ばれた全ての方々、おつかれさまでした。 かく言う私も「庄司智晶」名で同人誌『汽水域』に参加いたしました。お声がけくださった主催者の眞琴さん、ありがと…

【読書メーター】等伯(下)

等伯 下 (文春文庫 あ 32-5) 文藝春秋 Amazon 【18/06/23】 上下で約800ページ。読むのが遅い私は、下巻だけで10日もかかってしまった。これは力作だ。下巻では、狩野派の総帥・永徳との対決とその死、先妻や師と仰ぐ利休の死、そして息子の久蔵の死などをく…

【読書メーター】対人関係療法でなおす 双極性障害

対人関係療法でなおす 双極性障害 作者:水島広子 創元社 Amazon 【18/06/11】 基本的には薬物療法を必要とするものの、一生薬を飲み続けなければならない双極性障害だが、薬だけではカバーしきれない部分がある。それは、社会リズム(生活リズムと言い換えて…

【読書メーター】「対人不安」って何だろう?

「対人不安」って何だろう? (ちくまプリマー新書) 作者:榎本 博明 筑摩書房 Amazon 【18/05/30】 前半の2章で集中力が途切れ、あとは流し読みとなってしまった。肝心の「対人不安」が出てくるのは、第3章以降だというのに。土居健郎や中村元、和辻哲郎、木村…