この記事は、24/09/12(木)に行う予定のclubhouseルーム「100分de名著を語ろう」#173のためのノートです。今月度のテキストは、『源氏物語』をアーサー・ウェイリーが英訳したものをさらに日本語に訳し直したもので、担当講師は安田登さんが務めます。
放送テキスト目次
はじめに 「逆」翻訳の『源氏物語』
第1回 翻訳という魔法
第2回 「シャイニング・プリンス」としてのゲンジ
第3回 『源氏物語』と「もののあはれ」
第4回 世界文学としての『源氏物語』
もう一冊の名著 『紫式部日記』
第1回 翻訳という魔法・見出し一覧
①語学の天才、アーサー・ウェイリー
②大英博物館で『源氏物語』と出会う
③なぜウェイリー版は読みやすいのか
④宗教行事を欧風にアレンジ
⑤『源氏物語』の全体構成 ※9/11、追記しました。
安田による全54帖の構成
第1部(序) 1~13:光源氏が神性を再獲得するまで。
第2部(破の序)14~21:政治的要素の加味。
第3部(破の破)22~33:現世での最高位の存在に上りつめる。
第4部(破の急)34~41:舞台からの退場。
第5部(急)42~54:息子や孫たちの物語。
⑥光源氏とは何者か
⑦光る君は「シャイニング・プリンス」
⑧ゲンジの輝きには波がある
第2回 「シャイニング・プリンス」としてのゲンジ・見出し一覧
①「あるエンペラーの宮廷での物語」
②ゲンジ誕生
③物語の前奏曲
④ウツセミとの恋
⑤ゲンジが手にした「コンパッション」とは
⑥夕顔が咲く家の女主人
⑦激しく惹かれる恋の「狂人」
⑧ゲンジが手にした「エンパシー」とは
⑨「救済」の物語――少女ムラサキ
⑩荒れ果てた邸に住む姫君スエツムハナ
⑪どん底からの大逆転
⑫華やかな世界の不穏な空気
⑬ゲンジの正妻アオイ、殺される
⑭密会、露見する
⑮貴種流離譚としての「須磨」
⑯ゲンジの再生と輝き
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※ 9/12(木)以降、追記される場合があります。