【17/12/30】
「ひどい社会」を前提にして、「みんな」が幸福になれずとも「自分」が幸福になるための戦略を練ろうというのが本書の主題。「専業主婦希望者が3割」という調査を不審に思った女性編集者の思いから産まれたものだ。タイトルがいささか「あらら」といった感じなのだが、書かれていることは思っている以上にマトモなものだった。「生涯現役・共働き」こそが、「最強」の生き方だと提案している。ぼくは独居なので、家族とともに暮らす豊かさも大変さも知らないが、病気にかからなかった人生をやり直せるなら、その線を狙って行きたいと思う。